枯淡苑のおたより | '22 1月号

〈お店のこと、松本のこと〉

新しい年を迎え、最初のおたよりとなります。
あらためまして、本年もどうぞよろしくお願いします。 

年始から、松本は寒さが厳しい日が続き、最低気温がマイナス10度を下回る日もありました。私たちが松本に越してきて、3年目の冬。これまでの2年間が暖冬と言われていただけに、初めて本当の松本の冬を経験しました。

そのような中で、お客様からは「寒さ対策には、○社の毛布がいいよ」「スノーシューがおすすめです」など、寒い季節ならではの冬の凌ぎ方・遊びを教えていただき、だんだんと冬の過ごし方がわかってきたような気がします。

この寒さと、コロナの勢いが増した影響もあり、お店の通る人の数も少なく、静かな日々を過ごしていたのですが、先週末からマツモト建築芸術祭も始まり、リーフレットを持って街を歩く人々も見られるようになってきました。

枯淡苑のご近所でもある旧司祭館や旧開智学校でも展示があるそうで、私たちもとても楽しみにしています。(コーヒーやフードトラックもあるようです。ありがたい)

また、こちらもご近所にある実家カフェさんにて、クラフト作家の金井三和さんと、当店でもおなじみヒンメリ作家のsubacoさんの展示『祈りに似た気持ち』(2/22(火)まで)もやっています。SNSでの告知を見るたびに、行きたい気持ちが募っています。ぜひ皆さんもお見逃しなく。

 

    〈新入荷〉

     

      〈告知①〉「小さなミモザ展」2/8〜3/8(花担当)

      3月8日のミモザの日・国際女性デーに合わせて、2月8日(火)から3月8日(火)まで、「小さなミモザ展」を店舗とオンラインショップで開催します。

      1本から購入できるミモザのドライフラワーや、リース、スワッグが並ぶ他、ミモザのキャンドルやポストカード、レターセットなど、あたたかな春を待つ気持ちが高まるアイテムを揃えました。

      ミモザ展の詳細については、あらためてSNSにてご案内させていただきます。

       

        〈告知②〉ケアをテーマにした棚「ケアを聴く」を新設します(本担当)

        ケアを聴く」という棚・分類を新たに設け、物語を通じて、知識を通じて、ケアを感じるをテーマに、ケアについて傾聴することを意識した選書とします。

        「ケア」ということばは、国内でもよく目にする機会が増えてきていますが、介護や医療などの文脈を超えてその用法・可能性があらためて見直されつつあります。日本語では、配慮・世話・思いやり・推し量る・関心を持つなど様々な意味を持つことばです。

        きっかけとしては『ケアと倫理のエンパワメント』を読み、文学を通したケアに対して関心を持ち始めたのですが、少しずつ掘り下げていくうちに、当店のコンセプトである「調和と自立」と、「インターネットとうまくつきあう(はなれる と よりそう)」との間をつなぐ節点として捉えられるのでは、と思いました。

        他者、自身、そして環境やロボットといった無生物までをも含むケアということばが持つ広大さ、深淵さについて、現時点で私もまだまだ理解が足りていないからこそ試行錯誤していく分野として、また、今後の商品の選定基準として長く保っていきたいと思っています。(本文の詳細版はこちら

        選んだ本は、本日よりこちらのページで閲覧できます
        (カテゴリのBooksにある「絞り込み方法」からお選びいただけます)
        掲載数はまだ少ないですが、随時追加予定です。

        店舗でも小さくではありますが、棚のコーナーを設けていますので、ご来店の際はぜひ試しにご覧ください。