■枯淡苑のコメント
“2000年代半ば、気がつくと書店の生活系の本のコーナーは「白い本」ばかりになっていた”
(本書 p.123より)
陶芸家、雑貨店主、茶人、デザイナー、哲学者など13名が、各自から観た「生活工芸」とその時代性を語る。
「ライフスタイル」「暮し系」といった潮流をフラットに捉え直す1冊。
「瀬戸内生活工芸祭2014」オフィシャルガイドブック。
■目次
この本には一三人の 編集部
1
すぐそばにある、特別な場所 三谷龍二
はじめに
リネンのシーツ
朝食とケメックス
あたりまえのかたち
竹のハエたたき
箒
藁人形 風車 ネズミ捕り
酒器盆
呉服屋の値札
鍋掴み
白いカフェオレボウル
ティシュケース
四角いバット
家ごはんと包丁
薪ストーブの着火剤容器
竹の買い物籠
生活を知らない
赤絵の飯碗
ピクニックテーブルとベンチ
道売りと小屋
2
「ライフスタイル」がブームである 井出幸亮
3
私の仮説ですが、近代日本の工芸は 広瀬一郎
このところ耳にする機会が 小林和人
4
昨年はパリで二度 安藤雅信
うちであつかっている作家たちによくいうのは 大嶌文彦
5
ひとつ、エラソーな文章でも書きたいものだと 坂田和實
「生活工芸」にかぎらず、このごろの作家さんは 木村宗慎
6
美術大学受験には、石膏デッサンは 山口信博
僕が生まれ育った三重県伊賀市丸柱は 山本忠臣
7
近代以前から継承されてきた 橋本麻里
人間の歴史は、モノの歴史でもある 石倉敏明
「生活工芸の時代」という言葉は 鞍田崇
生活と工芸のクロニクル 鞍田崇
生活工芸という言葉は 三谷龍二
■その他商品情報
著:三谷龍二
出版:新潮社
判型・頁数:A5変型判、176ページ
発売日:2014年9月12日
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