■枯淡苑のコメント
本書は、”Born Creative = 人は生まれながらにして創造的だ”を宣言する、東京芸術劇場で毎年開催される"Born Creative" Festival、通称「ボンクリ・フェスティバル」から生まれたオンライン講座「ボンクリ・アカデミー」の書籍第2弾です。
前回同様、現代音楽の分野で国際的に活躍する作曲家の藤倉大が、畑の異なるアーティストを招き、各講師の講義、著者と講師の対談、Q&Aを行った様子が文字起こしされています。理解を助ける図解イラスト・写真・譜面も豊富です。
テーマについてはさらに音楽の枠を押し広げ、岡田利規(舞台演出)、石丸耕一(舞台音響デザイン)、豊田泰久(ホールの音響設計)、石川慶(映画監督)、八木美知依(ハイパー箏)、杉田元一(レコード・プロデューサー)の講師陣が集まり、職人の仕事見学に近い形で新たな音楽の発見が楽しめます。
あとがきでは、著者である藤倉大からの故・坂本龍一への追悼文を収録。
特に一読いただきたい第1章の講義「エレクトリック箏の挑戦」では、2000年以上前に生まれた楽器「箏」の現代的な音の加工技術や演奏方法、海外での即興セッションツアーの思い出などが語られ、国境・時代・ジャンルを軽々と超える講師のクロスオーバーぶりに衝撃を受けることでしょう。
ぜひ本講座の書籍化第1弾「藤倉大のボンクリ・アカデミー」も併せてご一読ください。
■目次
まえがき(藤倉大)
第1章 エレクトリック箏の挑戦(八木美知依)
講義編
箏のあらまし
箏のいろいろ
箏の楽譜と調絃
海外ミュージシャンとの出会い
エレクトリック箏の誕生
厳しかった海外ツアー
ノルウェーのジャズ、そしてボンクリとの出会い
対談編
箏とハープ
2本目の糸はなぜ下がる?
ウェズリアン大学とアルヴィン・ルシエ
口三味線とタイム感覚
Q&A編
オーケストレーションの中の楽器
箏と唄
第2章 レコーディング・ プロデューサーの仕事とは(杉田元一)
講義編
プロデューサーになるまで
企画と録音
テイク選びと編集
編集しないですむ方法
プロジェクト全体を統括する仕事
対談編
スムーズに進んだ例の話?
編集にOKをもらう
録音するタイミング
「これ、僕の世界観と違うんだよね」
どうしても弾けないとき
完璧さとつまらなさ
大きな音でもピアニシモ
Q&A編
プロデューサーは演奏家寄り?
スピーカーとのつきあい方
第3章 ホールの響きを デザインする(豊田泰久)
講義編
室内音響設計とは
サントリーホールより始まる
仮のホールのために60億円
コミュニケーションをとる仕事
対談編
残響時間はアルコールの度数みたいなもの
前に座りたがる人たち
アンサンブルをそのままに
お互いの音が聞こえない問題
ホールの模型を作る
Q&A編
キーパーソンの心をつかむコツ
収容人数と偏愛ホール
第4章 コンサートホールにおけるPAを考える(石丸耕一+豊田泰久)
講義編
室内音響と電気音響
ホールの音響設計
スピーカーの助けを借りる
ゲネプロの後でそれいう?!
仕事してないように聞こえるのが成功
母音成分と子音成分
マイクロフォン・サーカス!
モニタースピーカーとPAスピーカー
ベストの響きを手探りで
どんな音を生かすか
新しい技術とともに
鼎談編
トーンマイスターを育てるために
コンサートホールでサラウンドは可能か
第5章 映画と音楽──『蜜蜂と遠雷』をめぐって(石川慶)
講義編
映画化までの経緯
シーンのイメージを作る
楽譜が脚本として機能する
ロケ・段取り・撮影
編集、そして完成
対談編
ポーランドで学んだこと
共産主義の磁場
「ATGみたいだな」
一般人になれる人
音楽の政治と経済
映画は役者のドキュメンタリー
Q&A編
キューブリックと現代音楽
《春と修羅》秘話
ステム納品のススメ
手持ちカメラにするのはどんなとき?
第6章 演劇と音楽──《夕鶴》をめぐって(岡田利規)
講義編
音楽が語る物語
音楽を聴くことで演劇を体験する
イメージをどこに置くか
対談編
演出家の立つ位置
演出家の制約を外す
演出の現場の違い
舞台がキャンセルになる演劇、 ならないオペラ
Q&A編
イマジネーションをもってくれ
外国語の演出をするとき
あとがき(藤倉大)
■その他商品情報
著:藤倉大、八木美知依、杉田元一、豊田泰久、石丸耕一、石川慶、岡田利規
出版:アルテス・パブリッシング
判型・頁数:四六判、246ページ
発売日:2023/7/31
本書は、”Born Creative = 人は生まれながらにして創造的だ”を宣言する、東京芸術劇場で毎年開催される"Born Creative" Festival、通称「ボンクリ・フェスティバル」から生まれたオンライン講座「ボンクリ・アカデミー」の書籍第2弾です。
前回同様、現代音楽の分野で国際的に活躍する作曲家の藤倉大が、畑の異なるアーティストを招き、各講師の講義、著者と講師の対談、Q&Aを行った様子が文字起こしされています。理解を助ける図解イラスト・写真・譜面も豊富です。
テーマについてはさらに音楽の枠を押し広げ、岡田利規(舞台演出)、石丸耕一(舞台音響デザイン)、豊田泰久(ホールの音響設計)、石川慶(映画監督)、八木美知依(ハイパー箏)、杉田元一(レコード・プロデューサー)の講師陣が集まり、職人の仕事見学に近い形で新たな音楽の発見が楽しめます。
あとがきでは、著者である藤倉大からの故・坂本龍一への追悼文を収録。
特に一読いただきたい第1章の講義「エレクトリック箏の挑戦」では、2000年以上前に生まれた楽器「箏」の現代的な音の加工技術や演奏方法、海外での即興セッションツアーの思い出などが語られ、国境・時代・ジャンルを軽々と超える講師のクロスオーバーぶりに衝撃を受けることでしょう。
ぜひ本講座の書籍化第1弾「藤倉大のボンクリ・アカデミー」も併せてご一読ください。
■目次
まえがき(藤倉大)
第1章 エレクトリック箏の挑戦(八木美知依)
講義編
箏のあらまし
箏のいろいろ
箏の楽譜と調絃
海外ミュージシャンとの出会い
エレクトリック箏の誕生
厳しかった海外ツアー
ノルウェーのジャズ、そしてボンクリとの出会い
対談編
箏とハープ
2本目の糸はなぜ下がる?
ウェズリアン大学とアルヴィン・ルシエ
口三味線とタイム感覚
Q&A編
オーケストレーションの中の楽器
箏と唄
第2章 レコーディング・ プロデューサーの仕事とは(杉田元一)
講義編
プロデューサーになるまで
企画と録音
テイク選びと編集
編集しないですむ方法
プロジェクト全体を統括する仕事
対談編
スムーズに進んだ例の話?
編集にOKをもらう
録音するタイミング
「これ、僕の世界観と違うんだよね」
どうしても弾けないとき
完璧さとつまらなさ
大きな音でもピアニシモ
Q&A編
プロデューサーは演奏家寄り?
スピーカーとのつきあい方
第3章 ホールの響きを デザインする(豊田泰久)
講義編
室内音響設計とは
サントリーホールより始まる
仮のホールのために60億円
コミュニケーションをとる仕事
対談編
残響時間はアルコールの度数みたいなもの
前に座りたがる人たち
アンサンブルをそのままに
お互いの音が聞こえない問題
ホールの模型を作る
Q&A編
キーパーソンの心をつかむコツ
収容人数と偏愛ホール
第4章 コンサートホールにおけるPAを考える(石丸耕一+豊田泰久)
講義編
室内音響と電気音響
ホールの音響設計
スピーカーの助けを借りる
ゲネプロの後でそれいう?!
仕事してないように聞こえるのが成功
母音成分と子音成分
マイクロフォン・サーカス!
モニタースピーカーとPAスピーカー
ベストの響きを手探りで
どんな音を生かすか
新しい技術とともに
鼎談編
トーンマイスターを育てるために
コンサートホールでサラウンドは可能か
第5章 映画と音楽──『蜜蜂と遠雷』をめぐって(石川慶)
講義編
映画化までの経緯
シーンのイメージを作る
楽譜が脚本として機能する
ロケ・段取り・撮影
編集、そして完成
対談編
ポーランドで学んだこと
共産主義の磁場
「ATGみたいだな」
一般人になれる人
音楽の政治と経済
映画は役者のドキュメンタリー
Q&A編
キューブリックと現代音楽
《春と修羅》秘話
ステム納品のススメ
手持ちカメラにするのはどんなとき?
第6章 演劇と音楽──《夕鶴》をめぐって(岡田利規)
講義編
音楽が語る物語
音楽を聴くことで演劇を体験する
イメージをどこに置くか
対談編
演出家の立つ位置
演出家の制約を外す
演出の現場の違い
舞台がキャンセルになる演劇、 ならないオペラ
Q&A編
イマジネーションをもってくれ
外国語の演出をするとき
あとがき(藤倉大)
■その他商品情報
著:藤倉大、八木美知依、杉田元一、豊田泰久、石丸耕一、石川慶、岡田利規
出版:アルテス・パブリッシング
判型・頁数:四六判、246ページ
発売日:2023/7/31