【新刊】ある作家の日記 新装版
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【新刊】ある作家の日記 新装版

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■枯淡苑のコメント
英国を代表する作家ヴァージニア・ウルフの23年間の日記を編纂した1冊。

読書感想、執筆作業、自著の批評、他者との交流など、創作の素材となったであろう日記の断片が紡がれている。

夫によりウルフの作家性がうかがえる日記が抜粋されたが、それでも本書に収められたのは全量のたった20分の1だそう。

病と創作の波に挟まれ、憂鬱と陽気の両極を行き来した作家の「芸術的生産の経験と観察」を浴びる500頁超の記録。

■紹介
「私はいま、『ダロウェイ夫人』をはじめから全部タイプし直して、大速力でやっている。これは『船出』でも多少ともやったことで、いい方法だと思う。なぜならこうすれば、いわば全体をしめった筆で書きなでて、ばらばらに作られ、乾いてしまった部分を融合させることになるからだ。じっさい、正直言って、これは私の小説の中でも最も満足すべきものだと思う(でも私はまだこれを冷たい眼で読んではいない)。」(1924年12月13日)いま読んでいる本、創作過程の実際、本の評判や売上げ、エリオットやフォースターとの交友など、1918年36歳の年から1941年自殺する直前までの日記。死後、夫レナードによって文学活動を中心に編纂された本巻は、創造の苦しみと楽しみを生き生きと伝える。

■著者プロフィール
ヴァージニア・ウルフ  (ヴァージニアウルフ)  (著/文)
1882-1941。著名な文芸批評家レズリー・スティーヴンを父親として、ロンドンに生れる。父親の教育と知的な環境(ブルームズベリ・グループ)の中で、早くから文芸への情熱をはぐくむ。1915年、最初の長篇小説『船出』を出版し、ついで『夜と昼』『ジェイコブの部屋』を発表する。さらに、彼女の小説世界を十全に開花させた傑作『ダロウェイ夫人』『燈台へ』『波』が生れる。ここで彼女は、プルースト、ジョイスらによって示された「意識の流れ」を、独自の立場から追求している。『幕間』をのこして、1941年神経衰弱のため自殺。また、重要なものとして他に、『自分だけの部屋』『女性にとっての職業』『三ギニー』などの数多くのエッセイ、内面の記録である「日記」がある。

神谷美恵子  (カミヤミエコ)  (翻訳)
1914-1979。岡山に生まれる。1935年津田英学塾卒業。1938年渡米、1940年からコロンビア大学医学進学課程で学ぶ。1941年東京女子医学専門学校(現・東京女子医科大学)入学。1943年夏、長島愛生園で診療実習等を行う。1944年東京女子医専卒業。東京大学精神科医局入局。1952年大阪大学医学部神経科入局。1957-72年長島愛生園精神科勤務(1965-1967年精神科医長)。1960-64年神戸女学院大学教授。1963-76年津田塾大学教授。医学博士。1979年10月22日没。

■その他商品情報
著:ヴァージニア・ウルフ
訳:神谷美恵子
出版:みすず書房
判型・頁数:四六判、552ページ
発売日:2020年5月28日

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