■枯淡苑のコメント
1問1答、会話形式でウェブとのつきあい方をやさしく解説。
初版が13年前だけれども、今も生きる古き良きネットリテラシーはもちろん、サイト作りや作品投稿といったウェブの楽しみ方も教えてくれる。 煽り言葉が少なく中庸な表現が尽くされており、今でも大人と子どもでウェブとのつきあい方を考えるための教材としてはぴったりな1冊。
■紹介（版元ドットコムより）
大人でも、学校の先生に訊いても、インターネットはわからない……。
子どもが起こすインターネットの"事故"を防ぐために、気鋭の評論家、1981年生まれの荻上チキが立ち上がりました。
いま問題になっているネットいじめや、学校裏サイトなど、ネットに潜む問題はこの本で解決！ 家族で読んで考えよう！
■目次
はじめに
１章 12歳からのインターネット
２章 電子のお手紙～メールならではのルールがあるよ！の巻
３章 インターネットの出会いの森～迷惑7人衆あらわる！の巻
４章 つながりの市場～ネットでもお金と信頼は大事だよ！の巻
５章 語りの塔～君の発言で世界を変えろ！の巻
おわりに 旅立ちの日～一人旅のはじまりなのだ！の巻
―保護者の方へ―
■版元から一言
１９８１年生まれの著者が、３６個のＱ＆Ａとその解説を通じて、子どもたちにネット上の「危険なこと」からの身の守り方を、わかりやすくレクチャーした一冊です。「インターネットと、どのように付き合えばいいのか」を、大人が子どもたちにしっかり教えていくことが大切、というテーマで、この本は作られました。
■著者プロフィール
荻上 チキ （オギウエ チキ） （著）
1981年生まれ。批評家、ブロガー。
成城大学文芸学部卒、東京大学大学院情報学環学際情報学府修士課程修了。
人文社会科学系を中心にネットで話題のニュースやトピックを紹介する人気サイト「トラカレ！」、政治哲学、社会学、文学、芸術など幅広い議論を展開する思想メールマガジン「αシノドス」編集長（芹沢一也と共宰）。著書に『ウェブ炎上』（ちくま新書）、共著に『バックラッシュ！』（双風舎）がある。