【新刊】フォンターネ 山小屋の生活

【新刊】フォンターネ 山小屋の生活

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■紹介(版元ドットコムより)
スマホを捨てよ、山へ出よう。自然との新たな共生を啓く21世紀版『森の生活』。30歳になった僕は何もかもが枯渇してしまい、アルプスの山小屋に籠った。都市での属性を解き放ち、生きもの達の気配を知り、五感が研ぎ澄まされていく――。世界的ベストセラー『帰れない山』の著者が、原点となった山小屋での生活と四季の美を綴る。コロナ時代に先駆け二拠点生活を実践してきた著者の、思索に満ちた体験録。

■目次
第一章 冬――眠りの季節
 街で

第二章 春――孤独と観察の季節
 家
 地形図
 名残り雪
 畑
 夜
 隣人
第三章 夏――友情と冒険の季節
 牛飼いよ、どこへ行く
 干し草
 アイベックス
 野宿
 登山小屋
 格別な一本
 むせび泣き

第四章 秋――執筆の季節
 山小屋に戻る
 言葉
 来訪者
 幸運な犬
 牧下り
 銀世界で
 最後のワイン

 訳者あとがき

■著者プロフィール
パオロ・コニェッティ
1978年ミラノ生まれ。大学で数学を学ぶも中退、ミラノ市立映画学校で学び、映像制作の仕事に携わる。2004年、短篇集『成功する女子のためのマニュアル』で作家デビュー。2012年刊行の短篇集『ソフィアはいつも黒い服を着る』でイタリア文学界の最高峰「ストレーガ賞」の候補となる。初の本格的な長篇小説となる『帰れない山』で、「ストレーガ賞」と同賞ヤング部門をダブル受賞した。幼い頃から父親と登山に親しみ、2022年2月現在は1年の半分をアルプス山麓で、残りをミラノで過ごしながら執筆活動に専念する。

関口英子
埼玉県生まれ。翻訳家。訳書にパオロ・コニェッティ『帰れない山』、ディーノ・ブッツァーティ『神を見た犬』、プリーモ・レーヴィ『天使の蝶』、イタロ・カルヴィーノ『マルコヴァルドさんの四季』、カルミネ・アバーテ『風の丘』『ふたつの海のあいだで』『海と山のオムレツ』など。『月を見つけたチャウラ ピランデッロ短篇集』で第1回須賀敦子翻訳賞受賞。

■その他商品情報
著:パオロ・コニェッティ
訳:関口 英子
出版:新潮社
判型・頁数:四六変型判、176ページ
発売日:2022年2月28日