【新刊】すべての雑貨

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■枯淡苑のコメント
東京・西荻窪で雑貨店を営む店主のエッセイ集。

ネットによって雑貨化する社会を考察しながら、店主個人としての雑貨に対する情熱や諦観をのぞかせる。

論考は学術的になりすぎず、全体的にとぼけているのか、そうでないのか、冷静すぎる文体ゆえ掴み所のないユーモアが散りばめられている。
(その独特の手つきが強く感じられるのが、読みながら笑みをこぼさずにはいられない「落葉」)

コクヨ野外学習センター(KOKUYO Centre for Field Research)によるポッドキャストシリーズ「新・雑貨論」で、著者が自著『雑貨の終わり』の話も含め、雑貨トークを繰り広げています。

2017年に夏葉社より単行本にて刊行、本書はその文庫版にあたる。

■紹介
「世界がじわじわと雑貨化している気がする」東京・西荻窪で雑貨店FALLを営む著者が、雑貨について、雑貨化する社会について考える。解説 荒内佑

インターネット、ヒロ・ヤマガタ、英字新聞柄のシャツ、ムーミン、マガジンハウス、マックス・ヴェーバー、Amazon、ソニープラザ……あらゆるものが雑貨化する社会の、雑貨店主の思考録。

■目次

夜と店の隅で/雑という字/半径一メートル/雑貨の銀河系/ちがいさえあれば/英字新聞/これは本ではない/予告された雑貨の記録/家路/雑貨の秋/音楽を聴いたころ/オフシーズン/ホットポー


道具考/路傍の神/千のキッチュ/千のクンデラ/十一月の谷/俗と俗とが出会うところ/弦楽四重奏曲第十五番/漏れかっこいい/スピード・オブ・ライフ


限界集落/船底の構造模型/パーリア的、ブラカマン的/悲しき熱帯魚/幽霊たち/最後のレゴたちの国で/落葉

文庫版あとがき 六年後のルノアールで
解説 小さく、遅く、むなしい、遁走  荒内佑

■著者プロフィール
三品 輝起(みしな・てるおき):1979年、京都府で生まれ、愛媛県で育つ。2005年、東京の西荻窪で雑貨店FALLを開店。2017年、本書を夏葉社より刊行。他の著書に『雑貨の終わり』(新潮社、2020年)がある。

■その他商品情報
出版:筑摩書房
判型・頁数:文庫判、256ページ
発売日:2023年4月12日

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