【新刊】デューティーフリー・アート:課されるものなき芸術 星を覆う内戦時代のアー

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■紹介(出版社サイトより
デジタル・グローバリゼーション時代のアートの機能とは何なのか?

現代美術、資本主義、政治、戦争、破壊されたインターネットの交差点で、不平等の時代のアートと、その生産・流通・消費の変容を考察する。
挑発的でクリティカルな、“カミング・ダーク・エイジ”の芸術論。

スパム、ボット軍団、ウィキリークス・ファイル、電子メールのロマンス詐欺、通貨としてのアート、3Dプリンター技術、ビデオゲーム、政治的アクション、ファシズム、言語……無数の複雑で現代的なトピックを用い、驚くべき方法論で、グローバリゼーションによる富と権力の格差、高度にコンピュータ化された時代の視覚文化やアート制作における矛盾を明らかにする。

グローバル資本主義と結託したアート界を批判する姿勢を貫き、アート、政治、テクノロジーの交差点で思考するアーティストによる現代メディア批評/芸術論、待望の邦訳。


■目次
1 台座の上の戦車
2 いかに人々の生を奪うか
──デザインをめぐる一つの問題
3 容赦なき現存在の戦慄
──美術界における「居ること」の経済性
4 プロキシの政治
──シグナルとノイズ
5 茫洋たるデータ
──アポフェニアとパターンの認識(または誤認)
6 メディア
──イメージの自律性
7 デューティーフリー・アート
8 デジタルの肉片
9 彼女の名はエスペランサ
10 インターナショナル・ディスコ・ラテン
11 インターネットは死んでいるのか
12 あえてゲームを(または、アートワーカーは考えることができるか)
13 ファシズムについて語ろう
14 パンがなければアートを食べろ!
──コンテンポラリー・アートとデリバティブ・ファシズム
15 リッピングされる現実
──3Dの死角と破損データ


■著者プロフィール
【著者】
ヒト・シュタイエル (Hito Steyerl)
アーティスト、映像作家、著述家。1966年ドイツ、ミュンヘン生まれ。日本映画学校(現・日本映画大学)に学び、ミュンヘン映像単科大学でドキュメンタリー制作を専攻。オーストリアのウィーン美術アカデミーで哲学の博士号を取得。単著に『真実の色』(2008)、『スクリーンに呪われたる存在』(2012)、『表象の向こう側』(2016)がある。2019年にケーテ・コルヴィッツ賞を受賞。主な個展に、「アイ・ウィル・サバイブ」(ノルトライン゠ヴェストファーレン美術館、ポンピドゥー・センター、2020–21)。現在、ベルリン芸術大学美術学部教授。

【訳者】
大森俊克(おおもり・としかつ)
欧米現代美術史研究。ベルリン自由大学美術史学科、基礎および本課程修了(修士)。著書に『コンテンポラリー・ファインアート』(美術出版社)。訳書にクレア・ビショップ『人工地獄──現代アートと観客の政治学』(フィルムアート社)。

■その他商品情報
出版:フィルムアート社
判型・頁数:四六判、384ページ
発売日:2021年9月25日