■枯淡苑のコメント
治安情勢・資産・インフラ・プライバシー・選挙など、今や多くの側面で人々の生活を脅かすサイバー攻撃。
『サイバーグレートゲーム』は、時の流れと共に「サイバー攻撃は地政学的なリスクを反映するものに変化した」と捉え、2020年までのサイバーセキュリティの実情と可能性を探る論考です。
一般市民・企業・政府・地方自体のIT依存が深まる中、電子空間と現実の領域を横断した地政学の考え方をもとに、現実味を得にくいサイバースペースの内外で、何が起き、何が起こりうるのかの理解の一助になります。
近年日本ではデジタル庁の動きがとり立たされていますが、他国の政府と国民の動き、いわゆるサイバーセキュリティの国際水準がどういったものなのかは広く認識されてるとは言えません。
素朴にインターネットの文化や利便性を堪能していても、そのすぐ裏側で国と民間人の悪用で荒んでいくサイバースペースの身近さを目の当たりにすると、危機意識を高く持たざるを得ないでしょう。
また、現代の主要国のリーダーたちはサイバークライムの何を恐れ、どう対処しているのか、ネット民主化移行の現代安全保障論として近年の動向を知る土台としても一役買う一冊です。
ひょっとすると、サイバークライムが定着・高度化しているスパイ・インテリジェンス系サスペンスなどが好きな方にとっても興味が湧く本かもしれません。
本書は2015年に刊行された前著『サイバーセキュリティと国際政治』の続編にあたります。
■紹介
各国の経済活動、民主主義に対するサイバー攻撃は常態化しつつあるが、そこには地政学的リスクが色濃く現れている。安全保障、選挙干渉、サプライチェーン、外交、各分野に迫る危機の実情を分析する。
■目次
Ⅰ サイバーセキュリティにおける予期と特定
Ⅱ 統合される作戦領域
Ⅲ 選挙介入とフェイク・ニュース
Ⅳ サプライチェーン・リスク
Ⅴ サイバーインテリジェンス
Ⅵ サイバー外交
Ⅶ サイバー防衛
Ⅷ 狙われる日本
■著者プロフィール
土屋 大洋 (つちやもとひろ)
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科兼総合政策学部教授、博士(政策・メディア)
■その他
出版:千倉書房
判型・頁数:A5判・ハードカバー、240ページ
発売日:2020年12月19日
治安情勢・資産・インフラ・プライバシー・選挙など、今や多くの側面で人々の生活を脅かすサイバー攻撃。
『サイバーグレートゲーム』は、時の流れと共に「サイバー攻撃は地政学的なリスクを反映するものに変化した」と捉え、2020年までのサイバーセキュリティの実情と可能性を探る論考です。
一般市民・企業・政府・地方自体のIT依存が深まる中、電子空間と現実の領域を横断した地政学の考え方をもとに、現実味を得にくいサイバースペースの内外で、何が起き、何が起こりうるのかの理解の一助になります。
近年日本ではデジタル庁の動きがとり立たされていますが、他国の政府と国民の動き、いわゆるサイバーセキュリティの国際水準がどういったものなのかは広く認識されてるとは言えません。
素朴にインターネットの文化や利便性を堪能していても、そのすぐ裏側で国と民間人の悪用で荒んでいくサイバースペースの身近さを目の当たりにすると、危機意識を高く持たざるを得ないでしょう。
また、現代の主要国のリーダーたちはサイバークライムの何を恐れ、どう対処しているのか、ネット民主化移行の現代安全保障論として近年の動向を知る土台としても一役買う一冊です。
ひょっとすると、サイバークライムが定着・高度化しているスパイ・インテリジェンス系サスペンスなどが好きな方にとっても興味が湧く本かもしれません。
本書は2015年に刊行された前著『サイバーセキュリティと国際政治』の続編にあたります。
■紹介
各国の経済活動、民主主義に対するサイバー攻撃は常態化しつつあるが、そこには地政学的リスクが色濃く現れている。安全保障、選挙干渉、サプライチェーン、外交、各分野に迫る危機の実情を分析する。
■目次
Ⅰ サイバーセキュリティにおける予期と特定
Ⅱ 統合される作戦領域
Ⅲ 選挙介入とフェイク・ニュース
Ⅳ サプライチェーン・リスク
Ⅴ サイバーインテリジェンス
Ⅵ サイバー外交
Ⅶ サイバー防衛
Ⅷ 狙われる日本
■著者プロフィール
土屋 大洋 (つちやもとひろ)
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科兼総合政策学部教授、博士(政策・メディア)
■その他
出版:千倉書房
判型・頁数:A5判・ハードカバー、240ページ
発売日:2020年12月19日