【新刊】カーム・テクノロジー 生活に溶け込む情報技術のデザイン
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【新刊】カーム・テクノロジー 生活に溶け込む情報技術のデザイン

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■枯淡苑のコメント
本書は、プロダクト・サービスを作る人に向けた内容が主となるデザイン・ガイドラインです。

インディー・ウェブ界隈でも活躍する、サイボーグ人類学者/UXデザイナーのアンバー・ケース(Amber Case)が、1995年に米国パロアルト研究所の論文で提唱された「カーム・テクノロジー(穏やかな技術)」を読み解き、より現代的、実践的な形に再編成しています。

デザイナー・開発者向けである一方、対局に位置するわれわれ一般消費者、特に自宅や屋外、もしくは自分の身体そのものに、音や光、文字にあふれる人感センサー付き電子機器に取り囲まれている生活に違和感のある人にとっても、自らとテクノロジーとの関係性を見つめ直すことができるヒントが多く散りばめられています。

水墨画・枯山水などの禅宗美術・建築、エリック・サティでいう「家具の音楽」やイーノのアンビエントミュージックに関心がある方にもおすすめです。

原書刊行から5年経った本書では、著者の特別寄稿文が寄せられ、日本国内でカーム・テクノロジーを実践する会社としてmui lab、パナソニックのプロダクトが紹介されています。

カーム・テクノロジーの概要は著者の公式サイトの記事でも確認できます。(英語)
https://www.caseorganic.com/posts/what-is-calm-technology

■紹介
ユビキタスコンピューティングの父、マーク・ワイザーが提唱した設計思想「カーム・テクノロジー(穏やかな技術)」を基に、IoT時代で目指すべきものづくりのあり方を示す一冊。

電気のスイッチのように生活に溶け込み、人が無意識的に活用できるテクノロジー(あるいはそれらが存在する環境)を、マーク・ワイザーは「カーム・テクノロジー(Calm Technology)」として提唱しました。

本書は、デバイスの数が人間の数をはるかに上回り、アテンションエコノミーによって人間の注意が常に奪われる現在において、この「カーム・テクノロジー」という思想を基に新たな設計指針を提示します。

「使いづらさ」あるいは「使いやすさ」さえも特別に意識させることなく、本当に便利で、人々の暮らしに当たり前のように深く溶け込むプロダクトやサービスをつくるためにはどうすればよいか、その発想手法が得られる一冊です。

★「無為自然」をデザインコンセプトの中心に据え、カーム・インタラクションを実践するmui Labによる寄稿文を新たに収録。
★ワークショップなどで活用できる、カーム・プロダクトを考えるためのエクササイズを紹介。
★自社製品の改善点を洗い出し、カーム・デザインを適用するためのデザイン指標ツールを収録。

■目次
第1章 「デバイス500億台」時代のデザイン
コンピュータ化の4つの波
次の500億台のデバイス
テクノロジーのこれから
この章のまとめ

第2章 カーム・テクノロジーの基本原則
人間の「意識の帯域」
カーム・テクノロジーの基本原則
この章のまとめ

第3章 カーム・コミュニケーションのパターン
ステータス表示
アンビエント・アウェアネス
文脈型通知
説得のためのテクノロジー
この章のまとめ

第4章 カーム・テクノロジーのエクササイズ
カーム・テクノロジーの評価ツール
エクササイズ
この章のまとめ

第5章 組織内でのカーム・テクノロジー
カーム・テクノロジーのチームを結成する
プライバシーを尊重したデザイン
カーム・テクノロジーをマネージャーに売り込む
プロダクトを人間社会に持ち込む ~ カームプロダクトのローンチ
この章のまとめ

第6章 カーム・テクノロジーのこれまでとこれから
Skype以前のテレビ電話
カーム・テクノロジーの始まり

日本語版刊行によせて:5年後のカーム・テクノロジー
日本語版特別寄稿:「佇まい」のデザイン/mui Lab

Appendix カーム・テクノロジーのデザイン指標ツール

その他商品情報
著:アンバー・ケース
訳:高崎拓哉
監修:大木和典(mui Lab)、佐藤宗彦(mui Lab)、森口明子(mui Lab)
出版:ビー・エヌ・エヌ新社
判型・頁数:A5判、 200ページ
発売日:2020年7月14日