■枯淡苑のコメント
女流工芸展・バスケタリージャパン展などで活躍する竹工芸作家による作品集。
本書では竹工芸を、壁掛け・竹敷・花籠・掛け籠・飾り籠・一貫張りといった6つのテーマに分け、竹ならではのしなやかでフラクタルな立体図形が生かされた作品写真を並べています。
縄文時代ごろから日本人の暮らしと文化を支え、エジソンの白熱電球の発明にも一役買った竹は、現在では竹林の荒廃や後継者問題などで厳しい時期にあります。
そんな背景もある中、本書で紹介される竹工芸はいずれも現代日本のインテリアスタイルでも取り入れやすい、簡素で小ぶりな佇まいが際立っており、生活用具としての竹の魅力を再発見できる作品ばかりです。
ひと際目を引くのが、竹作品に和紙を貼り、柿渋を塗った「一貫張り」という技法。
竹作品には涼しげな印象を持ちやすい中、深みと光沢が備わった赤茶色の作品群には、艶やかな美しさとあたたかみを感じます。
コラムやエッセイでは、竹素材の調達・加工法、竹の店や植物園などの紹介が豊富で、写真を眺めるだけではない知る楽しみに溢れています。
文化庁のサイトにて、竹工芸作品ができるまでの一連の流れを収めた動画をご覧いただけますのでぜひご視聴ください。
https://bunka.nii.ac.jp/special_content/movie_stream/89
■目次
はじめに
壁掛け…六つ目花組みで組む/二重六つ目で組む/二本とび八つ目を組む/さまざまな組み模様/組み合わせの楽しみ/デザインの提案
コラム 竹の調達
竹敷…竹敷とその応用/茶染めの竹との組み合わせ/染め竹の色をいかす/さまざまな組み模様/コースターの楽しみ
コラム 縁のつけ方
花籠…組みの工夫/デザインの提案/小さな花籠たち/創作作品集
コラム 材料づくりについて
掛け籠…デザインの提案/ござ目編みで組む/壁掛けとの組み合わせ
コラム 竹を割る
飾り籠・器…飾り籠/多用途籠/卓上籠/菓子器/盛り籠
コラム 竹細工と竹工芸
一貫張り…壁掛け/トレイ/器
コラム 一貫張りの手順
エッセイ…若き竹職人/房総の竹屋さん/富士竹類植物園/朝倉彫塑館と竹/一貫張り教室に参加して
あとがき
■著者プロフィール
佐々木知恵子(ささき・ちえこ)東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。個人誌『群花』『竹のこと通信』発行人。著書に小説集『分相応』(2021年、港の人)。籐工芸を学び、その後竹工芸を始める。2006年、NHK文化センター竹工芸講座受講。同年、彩竹会会員になる。2008年より2022年まで全国竹工芸展に出品。2013年、バスケタリージャパン展入選。2014年、女流工芸展入選。2015年、バスケタリージャパン展入選。女流工芸展入選。第39回女流工芸展FM NACK5賞受賞。2016年、女流工芸展入選。2017年、バスケタリージャパン展および女流工芸展入選。2019年、バスケタリージャパン展入選。2022年、女流工芸展入選。2023年、バスケタリージャパン展および女流工芸展入選。日本バスケタリー作家協会会員埼玉県女流工芸作家協会会員
■その他商品情報
ブックデザイン:飯塚文子
写真:河内彩
出版:港の人
判型・頁数:B5版、並製本、96ページ、オールカラー
発売日:2023年8月10日
女流工芸展・バスケタリージャパン展などで活躍する竹工芸作家による作品集。
本書では竹工芸を、壁掛け・竹敷・花籠・掛け籠・飾り籠・一貫張りといった6つのテーマに分け、竹ならではのしなやかでフラクタルな立体図形が生かされた作品写真を並べています。
縄文時代ごろから日本人の暮らしと文化を支え、エジソンの白熱電球の発明にも一役買った竹は、現在では竹林の荒廃や後継者問題などで厳しい時期にあります。
そんな背景もある中、本書で紹介される竹工芸はいずれも現代日本のインテリアスタイルでも取り入れやすい、簡素で小ぶりな佇まいが際立っており、生活用具としての竹の魅力を再発見できる作品ばかりです。
ひと際目を引くのが、竹作品に和紙を貼り、柿渋を塗った「一貫張り」という技法。
竹作品には涼しげな印象を持ちやすい中、深みと光沢が備わった赤茶色の作品群には、艶やかな美しさとあたたかみを感じます。
コラムやエッセイでは、竹素材の調達・加工法、竹の店や植物園などの紹介が豊富で、写真を眺めるだけではない知る楽しみに溢れています。
文化庁のサイトにて、竹工芸作品ができるまでの一連の流れを収めた動画をご覧いただけますのでぜひご視聴ください。
https://bunka.nii.ac.jp/special_content/movie_stream/89
■目次
はじめに
壁掛け…六つ目花組みで組む/二重六つ目で組む/二本とび八つ目を組む/さまざまな組み模様/組み合わせの楽しみ/デザインの提案
コラム 竹の調達
竹敷…竹敷とその応用/茶染めの竹との組み合わせ/染め竹の色をいかす/さまざまな組み模様/コースターの楽しみ
コラム 縁のつけ方
花籠…組みの工夫/デザインの提案/小さな花籠たち/創作作品集
コラム 材料づくりについて
掛け籠…デザインの提案/ござ目編みで組む/壁掛けとの組み合わせ
コラム 竹を割る
飾り籠・器…飾り籠/多用途籠/卓上籠/菓子器/盛り籠
コラム 竹細工と竹工芸
一貫張り…壁掛け/トレイ/器
コラム 一貫張りの手順
エッセイ…若き竹職人/房総の竹屋さん/富士竹類植物園/朝倉彫塑館と竹/一貫張り教室に参加して
あとがき
■著者プロフィール
佐々木知恵子(ささき・ちえこ)東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。個人誌『群花』『竹のこと通信』発行人。著書に小説集『分相応』(2021年、港の人)。籐工芸を学び、その後竹工芸を始める。2006年、NHK文化センター竹工芸講座受講。同年、彩竹会会員になる。2008年より2022年まで全国竹工芸展に出品。2013年、バスケタリージャパン展入選。2014年、女流工芸展入選。2015年、バスケタリージャパン展入選。女流工芸展入選。第39回女流工芸展FM NACK5賞受賞。2016年、女流工芸展入選。2017年、バスケタリージャパン展および女流工芸展入選。2019年、バスケタリージャパン展入選。2022年、女流工芸展入選。2023年、バスケタリージャパン展および女流工芸展入選。日本バスケタリー作家協会会員埼玉県女流工芸作家協会会員
■その他商品情報
ブックデザイン:飯塚文子
写真:河内彩
出版:港の人
判型・頁数:B5版、並製本、96ページ、オールカラー
発売日:2023年8月10日