松本市旭で絵本・児童書・生活情報雑誌・漫画を買い取りしました

以前のお客様が県外にお引越しされるとのことで、ご依頼いただきました。
店舗の最終営業日にも来ていただき、長くお話させていただいたことを覚えています。

すぐに引越しということもあり、訪問日にはすでに整理をすませていただき、まとめて箱に入れて玄関先に出していただいていました。
家族全員分の本がまとまって全部で500冊近くはあり、運び出しも時間がかかるため車との距離が近くなったのは大変助かりました。

「鳥への挨拶(ジャック・プレヴェール)」「生命樹 TREE OF LIFE(奥田實 新樹社)」など、美しい本が多数ありました。

「鳥への挨拶」は、フランス詩人ジャック・プレヴェールの詩を、スタジオジブリの高畑勲監督が翻訳・編纂し、奈良美智の絵を合わせた詩画集です。
プレヴェールで最も有名なのは、シャンソン、ポピュラー、ジャズのスタンダードとしても知られる「枯葉」の作詞を手がけたことでも知られています。
(「Autumn Leaves」として英語詞にしたのはキャピトル・レコード創立者でもあるジョニー・マーサー。彼はヘンリー・マンシーニと共に「ムーン・リバー」も手がけたとか)

ちなみに高畑勲監督はフランス文学科卒で、翻訳関連では、プレヴェールの他作品「ことばたち」の翻訳や、映画「キリクと魔女」の翻訳・演出のほか、アニメーション制作のバイブルとされる「ディズニーアニメーション 生命を吹き込む魔法」でも監修しています。

ほかにも子どもが喜ぶ仕掛け絵本やガラス工芸の技法書など、素敵な本たちに巡り会えました。

家族全員が残していくと決めた本を眺めると、少し感慨深いです。
子どもが大きくなったから手放すんだな、相当読み込んで本の内容を身体に染み込ませたからもうなくても大丈夫なんだな、とか背景を勝手に想像してしまいました。

本を処分する際、「捨てるのは悪い」という感覚もありますが、個人的には次のステップに進むための儀式にもなると思っており、自認するかは別として、見方によってはポジティブなパターンも結構ある印象です。

ご依頼から作業当日まで丁寧にご対応いただきありがとうございました。

新たな暮らしでも数多くの本によき出会いがあらんことを。

 

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