買取日記をはじめます。松本市内で仏教・美術関連の本を買取しました。

こんにちは、枯淡苑です。

最近あった本の買い取りについて、備忘録がてらブログで書いていきます。
どんな本なら良いのか?など買取相談の際よく聞かれますので、どんな場所に行って、どんな本をどれくらい買取しているのかについても参考となるようまとめていこうと思います。

昨年末は松本市内の画家さんのアトリエして使われていたお宅にて出張買取しました。
お客様は「他の業者さんでは引き取ってもらえない」と思ったそうで、当店にご相談いただきました。

現場は山に近く、入り口まで急な坂があり、アトリエは想像よりも大きく、さまざまな作品や工具が並んでおり「工房」という雰囲気です。

多くに傷や汚れがありましたが、主に60〜90年代ごろのインド、仏教、美術、山岳に関する珍しい本、美術雑誌がありました。(松岡正剛の「遊」があったのが個人的には嬉しかったです)

膨大な量だったため、その場で仕分けせずに一旦店でお預かりして、査定後に代金をお渡しすることにしました。

建物が坂の上、本は2Fにあるということで、何度も階段や坂を昇り降り。
ありがたいことに依頼人の方にも運び出しを手伝っていただき想定よりも早く終えました。
本を全て下ろすと、店の軒先には1000冊近くが並んでいて爽快でしたが、これだけの量の仕分け作業は寒さもあり結構ハードです。

今年に入り、傷みが多く処分せざるを得ない本もそれなりの量があり、どうしようか悩んでいたところ、関東でネパール料理のお店をされているネパール人の方がお店に現れました。

ちょうど「ネパール、チベット、曼荼羅、ヒマラヤ関連の本を探している」とのことで、倉庫からも出して綺麗なものも含めてお譲りしました。
余談ですが、画家さんが持っていた小さめのキーボードをいただき、今でも子どもと一緒に遊んでいます。

ジャンルや状態問わず、本でしたら何でも引き取りますので、捨て始める前に一度ご相談ください。