松本市で大正〜昭和中期の文学・楽譜などを買い取りしました
LINEからのお問い合わせです。
お写真をお送りいただき、黒っぽい本(いわゆる古本らしい古本)が並んでいました。
すぐに「ぜひお願いします」とお返事しました。
今回はお持ち込みご希望とのことで、ご来訪いただくこととなりました。
段ボール7箱分お持ち頂き、(当日は雨予報だったのでいつ降るかヒヤヒヤでしたが)10分ほどかけて全体の様子を見ました。
感動したのが、段ボールの本に新聞紙やエアパックなど緩衝材が敷き詰められていたことです。
「実家の片付けで出た本」とのことで、本そのものをひとつひとつ見ていくと、思ったよりも劣化があり、函や表紙カバーなどに傷みがありましたが、きれいに読まれていたことがわかります。
中身としては、大正や昭和中期ごろの本が主です。
「おっ」と思ったところでは、山田耕作童謡百曲集や、牧野富太郎の原色少年植物図鑑、日本狩猟史など、あまり出会わない本がいくつか。
ほかに風と共に去りぬやチャタレイ夫人(この2冊は洋書ペーパーバックもありました)、デカメロンや嵐が丘など海外古典の翻訳本、装丁のかわいらしい創刊当時の岩波少年文庫なども目立ち、全体的には多くの方に読まれた古典が大体揃っているのですが、どちらかといえば海外に目を向けていた読者像という印象でした。
黒岩涙香の翻案小説や、当店ブログ名の元ネタ「トムは真夜中の庭で」など、個人的に嬉しい本もありました。
「資源回収に出したり、宅配で送ってもよかったが、費用が馬鹿にならないからこうやって引き取ってもらってよかった」とおっしゃって頂きました。
LINEでのやりとりは終始スムーズかつていねいな上、梱包・運搬までしていただき、ありがとうございました。